ロボットはそんなにいいか
昨日かおとといの報道にありましが、Yahoo!がロボット検索へ移行したそうです。
ご存じない方のためにちょっと解説
今まで検索サイトには大きく二つの種類がありました。
ロボット検索型とカテゴリ検索型です。
前者は、プログラムがインターネット上のリンクをたどって自分で新しいサイトを探しゆき、そのページをインデックス化したもので、後者は、人の手にたより、一つ一つ実際のサイトを見て手作業で登録していくものでした。
一般的には、前者は登録件数が圧倒的なものの検索精度が落ちることが欠点で、後者は精査された情報を探すのによいとされてきました。
ところが検索技術は飛躍的に向上し、ロボット検索サイトでも検索結果の中から実際にユーザが閲覧したものや文章の傾向などから自動でかなり目的のサイトにたどり着きやすくなりました。有名なサイトはGoogleなどでしょう。
最近では、Ask Jevesなどで自然文検索なども実現し、その技術にしのぎを削っています。
いかに早いレスポンスでいかに正確な結果を出すか、Googleの日本の検索エンジンを支えるサーバー群は数千台規模で構成されているそうです。
少し話は脱線しましたが、対峙するカテゴリ検索の代名詞がYahoo!だったわけです。
それが、ついにロボット検索に軸足を移したというのはインターネットの一つの大きな流れを象徴していると思います。
外資系の検索サイトが日本に台頭するようになってまだ数年(Yahoo以外で)。もう次の段階に進んでるわけです。そうやって、新しい技術をどんどん導入していくことで使いやすさを追求するサイトがあれば、あくまでも「人」を重視するサイトまでいろいろ。
最近名前がよく出てくるようになった「はてな」。
いろんなサービスをしていますが、一番コアなサービスは、自分の疑問をネットを通じて人の手を使って解決してもらおうというもの。
単にそれだけでなく、そのサイト内だけで使えるポイントとリンクしていて、質問を出すときは一定のポイントを使い、逆に人の質問に答えるとポイントをもらえるという仕組み。
世の中には、必ずと言っていいほど対峙するものは発生しますが、たいていのものは併存するのが一番幸せな気がします。
それでは収まらないのが人間ですが...
でも新しいYahoo!の検索結果ってどうもみにくいですよね。僕は断然Google派。
しかし、このサイトのアクセス記録を見るとGoogleもYahoo!もほんとによく巡回にきてます。
たいしていい検索結果にはなっていませんが。