それって社会悪? 

今朝の新聞に「村上ファンド 阪神株式38%取得」とでてました。
よくもまあ1000億なんて金を出すなという気持ちは別にして、最近村上ファンドはいろんな株式買い占めをしてますね。
今回提出された大量保有報告書や有価証券報告書などの、証券取引法に基づいて提出が義務づけられている書類は、財務省の各財務局に提出され、その文書は金融庁の運営するEDINETというシステムを通じて公衆の縦覧に供されています。
EDINETシステムは、従来紙で提出されていた書類を電子データで提出させることで、インターネットという公衆回線を通じて一般のどんな人でも閲覧することができるようにしたシステムで、平成14年から運用されていますが、平成16年からすべての上場企業が電子データでの書類提出が義務づけられています。
正式運用開始から1年半が経過し、今年10月1日にシステムが刷新され、従来提出日の翌日から閲覧できるようになっていたものを即時提供するようになりました。
今回の大量保有報告書もそのシステム更新によってより即時的に報道されたのだと思います。
もっとも今回に限っては、例外的にファンド側が公表したらしいですが。
報道によると、ファンド代表の村上さんは経営参加の意思はないそうです。
つまり平たくいえば金儲けってやつです。
新聞社の報道は、こういうときは企業の見方をするのでなんとなく「問題だ問題だ」とかき立てている気がしますが、でもこれっていろんな考え方ができると思います。
たしかに、買収された会社にとってはたまったもんじゃありません。
勝手に経営左右される可能性があるわけですし。
ですが、村上ファンドという存在は今の日本には必要な存在だと思います、個人的には。
どんなにファンドの名目が企業価値を高めることだといわれたって、知らない人に資本を持って行かれるのは気持ちいいわけないですが、でも今までの日本企業は株式会社であることへの意識があまりにも薄れすぎていて、のほほんとしすぎてきたのではないかと思います。
株式会社としている時点で、会社は社会のすべての人に向けて会社の切り売りを宣言しているわけですから、そのうちの一部の人によって買い占められることは当然考えられることです。
政府の打ち出す法規制に甘んじて、買収防衛策を導入しているようではまだまだではないかと。
村上ファンドのような大規模ファンドが台頭してしまっては困りますが、緊張感を持ってもらうために、一つ二つくらいは存在してもらった方が社会の活性化のためにいいのではと、今は賛成しています。
しかし、優良な貸出先がなかなか見つからない銀行はほいほい貸すんだろうな。
貸し渋りされる中小企業とは違って。
これは、やっぱ社会悪なのか?


訂正!
最初近鉄って書いてましたが、阪神に間違いでした
こりゃ失敬

それって社会悪? ” に対して2件のコメントがあります。

  1. AGO より:

    あら?
    阪神だけでなく、近鉄の株も取得したのかぁ・・・。
    たしかに、今の日本企業って
    ファンドの株取得に過敏に反応してるよねぇ。

  2. yuichiro ikeda より:

    いやはやすいません
    おもいっきしまちがえました。
    近鉄でなく、阪神です ハイ_(._.)_

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