iPod市場

今の携帯型音楽プレーヤーの市場の名前は正しくはiPod市場だといわれても違和感がないくらい売れているらしい シェアは50%を越している。
携帯型音楽プレーヤーを発売している企業は20社近くあるが、そのシェアの50%超を一社で独占しているわけです
今まで3位くらいにつけていた「Rio」も9月末で撤退。たった1年前に参入したばかりのオリンパスも9月末で生産を中止し、撤退。
オリンパスの携帯型音楽プレーヤーは「m:robe」といって、昨年の今頃に突然参入しました。発表の数日前から、ホームページで姿を隠しシルエットだけを公表するチラリズムの発想で、当日になるまで思わせぶりな発表。どこか、アップルに似ているところも感じざるを得ませんでしたが。
しかし、操作性、コストパフォーマンス、デザイン、音質や性能にいたる、携帯型デジタルオーディオプレーヤーに求められるほとんどの条件をクリアした商品展開をしているアップルに後発企業がそう簡単に勝てるわけがありません。
特にiPodは発売からすでに4年は経過しており、人口が多いことから価格が落ち着き(アップルはブランド力があるから通常は2割くらい高いんだけど)、明らかな安定感が出ているところでもあります。
最近は昔のように企業の大型化が進んでいるといわれます。昔の財閥のように一つの持株会社の中で多くの会社が傘下に入る。または、大企業同士が合併する。
でも昔と違うと思うのは、以前の大企業は多角化していることが多かった思いますが、今の大企業は少ない事業幅でいかに勝つかというところで戦っています。
以前に比べて会社数が増えた分、財力があるだけでは今の市場を率いていくことはできなくなっているのでしょう。リスク分散のための多角化ができなくなっている今、本当の消耗戦、企業価値で生き残りをかけた戦いがされているのだと思います。

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