Face Time

もう数日前になりますが、iPhone 4が発表になりました。今回も日本ではSoftbankからのみ提供されるようで、先日の先行予約も孫社長の予想を大幅に上回る申込数となり、混乱したようですね。iPadに引き続き事前予約は数日で中止。社長曰く注文に製造が追いついていないそうです。

ところでそのiPhone 4ですが、Jobsも認めたように事前に様々なリークがあったとおり「All new design!」。従来からのiPhoneのデザインを根本から(外見だけでなく内部も)大幅に見直されました。別のトピックとしてあげようと考えていますが、内側のデザインもなかなかです。

また、今回も登場した「One more thing!」は、「Face Time」というテレビ電話機能。iPhone 4どうしで、相互にWi-Fi環境があれば、何も設定することなく「お互いの顔を見ながら」通話が出来ますよという機能。日本では携帯端末のテレビ電話は少なくとも2001年には実用化されていたので、この機能自体は目新しいものではありません。しかし、発表当日に公表されたプロモーションビデオはなかなか素敵な出来映えです。映画「アメリカンビューティー」の監督サム・メンデス氏により作成されたこのPVは彼らにとって、「目と目を見ながら、お互いの顔を見ながら会話すると言うことがいかに大切にされてきた文化なのか」と言うことがとてもよくわかる映像になっています。

個人的には、一番最後に出てくる手話のシーンが一番ぐっと来ました。ツイートもしましたが、「ビデオ通話自体は既存技術だけど、あんなストーリー映像にするとちょっと感動 こんな風に技術が使われるのってすてきだなって素直に感じた https://support.apple.com/en-us/HT204380#facetime-video」 そして「技術があってそれをどう使うかというイメージがいいですよね」というmentionに対し、「そういう部分は技術の本当の進歩と言えそうな気がしました」と。

iPadも買っちゃいましたし、今のところiPod touchは問題なく動いているので、iPhone 4を買うことはないでしょう。でも、今回の発表はAppleのやっていることは本当に「Reinvent」なんだと思い知らされました。超先進技術ではなくても、既存の考え方や既存の提供方法をもっとシンプルにしたり、単純化することでもっとおもしろい、もっと人間のハートにぐっとくる商品が提供できるんだと言うことを、教えてもらった気がしました。

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