iPodがiPodでなくなる日
僕はiPodユーザーになって4年近く、第3世代と第5世代のiPodを愛用しています。いろんな使い方ができるので、もうホントに手放せない状態ですが、このiPod、昔から一つ大きなウィークポイントを感じています。このウィークポイントに対する一つの答えが出つつあるようだという話題です。
ウィークポイントというのは、データを保存するデバイスがハードディスクドライブ(HDD)であるということです。iPodに搭載されているHDDは小型のものではありますが、一般的なパソコンに搭載されているHDDと全く同じものです。
そこでパソコンの仕組みを考えてみると話が早いのですが、パソコンを動かすソフトウェアは、HDDに格納されていて、それを利用する際にはHDDから読み込むわけですが、一つずつ読み込んでいては時間がとてもかかってしまう欠点があるので、一度メモリと呼ばれるところに読み込んでCPUと呼ばれる頭脳とメモリが連携して処理する訳です。
このことから考えるとHDDには3つの欠点があるわけです。つまり、
1.メモリと比較してデータの読み書きのスピードが格段に落ちる
2.電力効率が悪い
(メモリは読み書きに必要な電力だけを供給すればいいのに対し、HDDはその他にディスクを回転させたり、ヘッドを動かすための電力もさらに必要になります)
3.衝撃に弱い
(HDDはディスクを回転させ、読み取りヘッドを動かして物理的な駆動によってデータを読み書きしているため、強い衝撃があると、ディスク表面に傷をつけてしまう可能性があり、傷がつくと最悪の場合読み書きができなくなります)
長所は、メモリに比べてデータ単位あたりのコストが格安である上に、圧倒的に大容量のデータを格納することができる点です。
一方で、メモリは(HDDの逆ですが)バッテリーパフォーマンスがよくデータアクセスも高速であるのでシームレスに曲再生が実現でき、長時間再生が可能となります。逆に単価が高価である欠点があります。
そこで、アップルの出した答えはデータの大容量化に応えて大容量のHDDを搭載したモデル「iPod」と、少量でも高速アクセス、長時間再生に応えたメモリ(フラッシュメモリ)モデル「iPod nano」や「Shuffl」eを供給しているわけです。
そんななか、最近メモリの大容量化や単価の下落などにより、大容量のデータを保管するiPodにもHDDではなくメモリが搭載されるのではないかという憶測を呼んでいます。Think Secretというアップル製品に関する情報サイト(非公式)に掲載されたアナリストの分析情報によると、アップルはHDDを搭載したiPodの次世代製品のデザインを中止し、すべてのiPod製品をメモリ型にしようとしているというのです。アップルは1年ほど前にメモリの供給業者に5億ドルもの前払い金を支払い、メモリの安定供給を契約しています。この契約自体は現行のiPod nanoやShuffleのためのものとされていますが、これから将来的にHDD搭載のiPodはなくなる方向にあるようです。
確かに、HDD搭載モデルと比較すると、同じ容量で価格がそこそこの金額ならメモリモデルを選ぶなと思います。軽いし電池は持つし、アクセスは早いし。
これから発売されるiPodがどの様な機能を持つかはすでに様々な憶測を呼んでいますが、そもそも根本的な部分で方針転換が予想されているようですね。
以前見た記事では、アップルが申請して取得したいくつかのデザイン特許が、次期iPodを予感させる???といのがあった。↓
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20291547,00.htm
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20103947,00.htm
まぁ↑コレはiPhoneに行きそうな気配だけど、YouTubeMobileとの連動とか、まだまだ隠し球へのキタイはふくらむばかりだね?。
Nike+iPodの購入を検討中の最近デス。どうしようかな?。
アップルの特許情報はおもしろいよね
リンクを入れてくれた2件は知らなかったけど、最近はついに薄型Mac登場か?っていうような特許申請もあったらしいね
Nike+iPodってことは、ランニングの記録がとれるやつのことかね?あれってのは靴も専用なの?
最近は、アップルがiPodをMusic、Movie、GPSを搭載した、携帯型マルチメディア端末として位置づけるというような話もあって、生活の中でいつももっていることで、なんというかいわゆるライフキットのような自分の生活自体を情報にするようなそんな構想がかいま見れる感じがして、楽しいね