サマータイム制度の変更

2005年8月8日に米国で成立した「2005年エネルギー政策法 (US Energy Policy Act of 2005)」により、2007年から米国およびカナダの一部でサマータイム (Daylight Saving Time :DST) が変更になるそうです。

日本国内で生活している我々にとっては、そもそもサマータイム自体馴染みがないですから全くもって知らなかったのですが、7年前に取り付け騒ぎに近いことすら起こったコンピューター2000年問題に勝るとも劣らないことがおきようとしているのです。

この法律は、従来から設定されているサマータイムを延長し、エネルギーの消費を抑制しようとする目的で制定されたものです。米国内だけでなく、カナダでも行われることになっています。新しいサマータイムは、2007年の3月から開始されます。

2007-02-12-summertime

上の表の通り、開始時期を3週間繰り上げ、終了時期を1週間繰り下げることで実質1ヶ月サマータイムを延長するものなのです。

これにともないサマータイムを適用している環境下で動作しているコンピューターの修正が必要となりますが、各社ほぼ対応を終え、修正プログラムの配布が行われているようです。しかし、問題は製品として発売されていない独自開発したソフトや、もっと簡単にはエクセルシートの関数のなかで、この一定期間に日付をずらすなんてプログラムを組んでしまっていた場合には偉い問題になります。

さらにはアメリカだけの問題ではなく、正しく修正された情報が日本に送信された場合、ファイルや格納情報のタイムスタンプがずれているためにシステムが誤作動してしまう可能性すらあるのです。

日本では、あまりにも知られていない気がしますが、大丈夫なのでしょうか....

*Microsoft修正プログラムページ

 

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