MacBook
お手頃価格の新Macノートが発売になりました。旧「iBook」の後継機となる「MacBook」。
今回の一番おもしろい点は、やっぱりその色。
概観したデザインはiBookと同じになっていて、iBookと同様に白もありますが、今回から黒もラインに加わりました。ブラックはもっとも性能のいい機種のみ(IntelCore Duo 2Gモデル)の色ですが、同じ真っ黒で統一されているIBM(Lenovo)のThinkPadとはかなり異質のイメージを感じる製品です。
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今回の機種の性能をざっと見るとiBookからかなり進化し、MacBook Proに近い感じに仕上がっています。もちろん筐体の構造の違いなどははっきりあるけれども、CPUはIntelCore Duoを採用し1.83GHz-2GHzまでそろっていますし、メモリも最大2Gまでつめるようになりました。ディスプレーは13.3インチですが、気軽なノートとしては十分の性能があると思います。iShghtカメラも搭載され、FrontRAWも搭載。これらの基本性能はMacBook Proと同じくらい。これで、134,800円から。
今回HPを見ていて思ったのは、ノート製品を今までのPowerBookとiBookの二本立てという考え方ではなく、MacBookというブランドで統一しているのです。ですから、HPもhttp://www.apple.com/jp/macbook/のなかにProも今回発表のMacBookも入っています。以前のエントリーでBookの意味を検証したけれども、Macのノート製品は、等しく同じ物を作り、そのなかでProユースかStandardユースかに分けて、製品の傾向を出そうという考え方なのではないかと思う。
この点は、従来のラインナップと現在のラインナップを見比べると明らかだ。
従来は、iBookが13インチディスプレーを搭載したエントリーモデルで、PowerBookが12、15、17インチのディスプレーを搭載した、プロ向けモデルという位置づけで、昨日の差別を画面サイズではなくて、その他の部分(CPUなど)で区分していたが、今回のラインナップでは13インチはMacBook、15、17インチはMacBook Proという風に区分し、CPUも全体を通して、画面が小さい方から大きい方に向かって少しずつ良くなっている。
Appleの報道では、今回のMacBookの発売で、Macのノート製品はIntel CPU化が完了したとしているので、これ以上のラインはとりあえずは提供しないということだ。
これで、現在発売されているMac製品で、旧PowerPCを搭載している機種はデスクトップ型の最上位モデルとサーバーのみとなった。