Random Sampling

ある本を読んでいて思ったこと
だけど
この世の中に本当に無作為ということはあるんだろうか?
人間の選ぶ無作為は、なかなか解明しづらいから横に置いておくにしても、たとえばコンピューターの無作為を考えてみる。
いろんなプログラムがあるから一概には言えないけれども、パソコンではよく乱数が絡むことがある。たとえばパスワードの生成がわかりやすい。パスワード生成ソフトというのがたくさんあるけれども、パスワードの文字数や文字の種類をあらかじめ定めてボタンを押すと、すぐにその条件の中でのランダムなパスワードをはじき出してくれる。
セキュリティーを高めるために、とっても便利なように見えるが、別のソフトの説明を読んでみると意外とこれがランダムな乱数ではないらしい。プログラム上では、条件の下で複数の計算式を使ってそのどれかの結果を一文字ずつ返しているというのだ。
確かに結果を予測することは不可能に近いけれども、これはいわゆる無作為とはいえない。もう少し高機能なパスワード生成ソフトになると、生成開始ボタンを押してから人間が「適当に」マウスを動かして、そのマウスの座標情報を元に生成するというのもあるが、やはり無作為ではない。
パソコンの世界では、かならずどこかでは作為的に無作為が作り出されている。
そんなことを思うと、人間の無作為なんてもっと当てにはならない。何せ感情がある生き物だから、何かを「適当に」判断するのにも、どこかに何かが働いている。
無作為って何?

Random Sampling” に対して2件のコメントがあります。

  1. T.K より:

    微妙な差なんだよ。きっと。
    積極的に選ぶか、しょうがなく選ぶかみたいな。
    抽象的でわかりにくいね、、、
    まじめなこと書くと、
    多分作為、無作為の定義が違うんだよ。

  2. yuichiro ikeda より:

    なるほどね
    ちょっと作為、無作為について調べてみよっ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です