office2007 & Windows Vista
Windows OSは現在XPというのが主流になってます。よくみるこの画面のやつです。
こいつの次に現在開発が進んでいるのがWindows Vistaというやつで、開発中の現在の画面はこんなです。
Vistaはなにが特徴か。これはちょっと難しい質問になってしまった気がする。Vsitaの開発開始を宣言した2003年当時は、新しいファイルシステムやユーザーインターフェース、セキュリティーの向上などが盛り込まれていたが、その後開発の遅れ等が障害となって大幅に予定が変更されている。
現在わかっているもののなかでもっとも変更される点は、検索システムだ。今まではファイル名や文書本文に書かれた文字列の検索までしかできなかった。Vistaではタグを用いた検索システムを導入する。このシステムは、画像や音声、映像とったマルチメディアコンテンツに効果的だ。これらのコンテンツは、パソコンが認識できるテキスト情報は組み込まれていないため、そのままでは内容を検索することは出来ないが、あらかじめファイルにタグを付けておくことで、この情報を元にした検索が可能となる。
この機能は、最近注目されているデスクトップ検索(ネットの検索ではなく、自分のパソコンの中から必要な情報を取り出すということ)という分野では、重要な視点なのだが、実はMac OS X Tigerではもうすでに搭載されている。しかも昨年の初夏に発売されている。さらにVistaは当初の発売時期を大幅に変更し、2007年初頭とした。今から1年も後だ。
MicrosoftはWindows Vistaを近年まれにみる画期的なOSと位置づけており、10年前に発売されたWindows 95の時を上回るような話題を呼ぶOSにしたいと考えている。広告費用も桁違いという。
ところで、現在Office製品の開発も進んでいる。その名はOffice2007。下が現在開発中の画面だ。何となく現行のOffice2003と近いイメージはあるが、ユーザーインターフェイスは全く変わっているようだ。ユーザーが現在したいことを常に前面に出し、コマンドをわかりやすくしている。現在英語版ベータ2が公表されていてテストされているのだが、この製品も当初の2006年後半発売が変更となり、2007年初頭となった。
つまりMicrosoftはWindows VistaとOffice 2007を同時に発売したいということなんだろう。
まあいいんだけれども、どちらもMicrosoftの中枢システムで、現行のソフトが発売されてから、もうすでに3年目がたとうとしている。ユーザーはもうすでにかなりいこうに意欲的な時期なのにまたさらに延ばすということは、Macを含めた他のシステムに移行してしまうことになる。マイクロソフトはそんなユーザーはいないと自信を持っていえるのだろうか?