AXIS
久しぶりにフォントネタ
雑誌好きの皆さん「AXIS」という雑誌をご存じ?
今だとこの表紙が目印になると思います。みたことないという方、とりあえず本物をパラパラッとみてみてください。他の雑誌と全体的な雰囲気が全然違うことに気づいてもらえると思います。(あ、ちなみに変な雑誌ではないのでご安心を。だいたいデザイン雑誌と思えばいい感じです。多くの書店では、インテリアコーナーにあると思います。)
実はこの雑誌に使われているフォントは他のどの雑誌にも使われていない独自のフォントだからなんです。「AXISフォント」とよばれ、完全にこの雑誌のために開発設計されたフォントです。この雑誌自体は、創刊25年以上の長い雑誌ですが、2001年に20周年を記念して、リニューアルされ、この際にこのフォントが開発されました。ゴシック体で、サンプルの画像はそのうちの1つですが、実際には全部で7種類の太さがあります。興味ある方は、サイトでみてみてください。
個人的にゴシック体というのはあまり好きではありません。新聞などで目を引く、一目で情報を伝えるという点においては非常に効果的なフォントですが、フェイスで考えると特に日本語字体はスマートではありません。
しかし、このAXISは1文字1文字だけでみると非常に特徴的で、文章にしたときの想像がつきにくいのですが、まとまると、威圧感のない、すっきりしたイメージがでて、セリフ体なのに主張することなくうるさくなく、さらに欧文書体と(アルファベット)日本語の統一感が抜群なのです。アルファベットが入っていても流れるように読める感じです。
以前に、Mac標準搭載のヒラギノというフォントについてもエントリーしたけれど、これと肩を並べるくらい好きなフォントです。が、やはりフォントは高い。7種類でキャンペーン価格で99,800円!!