リストラは倒産を引き起こす

最近イメージング事業は整理縮小が相次いでいます。

今日も、富士写真フイルムがフィルム・カメラ事業の整理を発表し、縮小が決定したようです。リストラは5000人規模。一部を除き国内生産をやめ、中国に完全移管するそうです。

ところで、富士が今回事業の整理縮小を発表したことにより、とあるカメラメーカが大打撃を受けようとしています。

今回の富士の整理縮小はとにかく儲からない事業は辞めろ、です。川上にいる企業はこれて問題は解決。自分がよければ全てよしです。が、製品や部品の供給を受けている川下の企業は、大変なことになります。富士しかできない技術はたくさんありますから、その富士から供給が途絶えたら、自社製品が生産できなくなってしまいます。そのメーカーがどんなに大きかろうとどんなに小さかろうと、違いはありません。

先日のSONYのエントリーでも感じたけれども、大企業は基本的には自分の重い身を動かせば自分の命をつなげることはできます。ですが、一度自分がはじめたことは必ずついてきている人がいるわけですから、突然命綱を切られたら急転直下落ちるしかありません。

このメーカーがこれからどう乗り越えるかはわかりませんが、大企業のリストラはこうした二次被害も引き起こすのですね。

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