東証の実態 なぜ本腰を入れないのか

今まで疑問に思ってみたことがなかったのですが、東証ってどうやって成り立っているか知ってました?
想像がつく人もいるとは思うけど、東証の年間売上高は約300億!
どう考えてもその数字がはじき出せる人はいないはず。
そこで、東証の収入体質について検証してみました。
東証の収入源は大きく、6つに分けられます。
1.取引参加料金(116億 39.7%)
証券会社などの取引参加者から、株式取引の数量や金額に応じて徴収する取引料と、注文件数に応じて徴収するアクセス料からなる。
2.上場関係収入(60.6億 20.7%)
新規の上場申請者より受け取る上場審査料、上場手数料、新株発行料、そして時価総額で比例課金される年間上場料。
3.情報関係収入(42.2億 14.4%)
相場情報の提供量。なんとTOPIX(東証株価指数)はこの数字を利用するのにも独立して課金されているのです。
4.システム開発・運用収入(12.8億 4.4%)
システム開発と運用にコストがかかるなら分かるが、なんで13億も収益が出るのかが理解に苦しむ。
5.証券決済関係収入(50.3億 17.2%)
有価証券の保管・受け渡しに伴う手数料等
6.その他営業収益(10.4億 3.6%)
取引端末のリース料や東証ARROWS利用料。
しめて、292億6千6百万円の営業収益です。
こいつをよーーーーく考えてみると!なんと、東証はどんなにシステムがダウンして取引が停止しようとも、どんなに取引量が増えるからといってシステムを停止させたとしても、べらぼーに儲かっているのです。つまり、取引が停止すれば、その前後に当然通常の大幅に上回る取引が行われているはず。そうすると、取引量に応じて徴収している利用料がシステムをとめていたにもかかわらず、がっぽがっぽ!!
どんなに頭を下げたって、懐はほっかほっかなのが東証の実態なのです。
それじゃ、システム増強しようにもやる気もおきないですわ。
それに今は株式会社化されて、本人たちは民間であることを豪語しています。ホントは完全に金融庁に支配されていても、民間企業だと思っていればもう少し経営にために何かをしようとするんだろうけど、みんな人のせいにして、みんなが自分は悪くないと言い合っている。
当然、ライブドアに責任はあるけど、東証にも責任があり、東証を批判している金融相やK首相だって非常に重い責任があるわけです。それをあたかも自分は悪くないとお互い言い合って人のせいにしている。だから、すべてが悪い方向に進んでいくのです。
日本人の皆さん、少しはこれを学びましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Apple Inc.

次の記事

Dashboard