参加型広告　Firefox1.5

Firefoxというソフトはご存知でしょうか？

これは、WEBブラウザで皆さんがよく使っているInternetExplorer（以下IE）といわば同じもとの。
しばらく前に、WindowsにIEを搭載して販売するのは違法だ！という裁判が話題になったけれど、そのころ産声を上げた割と新しいブラウザ。
IEと違ってセキュリティーホールが少なく、タブブラウジングという新しいWEB閲覧環境を提供（今はIE以外のほとんどのブラウザが対応）しています。
そのFirefoxの新バージョンが米国時間の11月29日にリリースされる予定なのですが、これに際して大規模な参加型広告キャンペーンが行われるらしい。

Firefox 1.5、近づくリリース–モジラ財団、一大キャンペーンを計画(CNET記事)
同組織では1.5のリリースに合わせた「大規模なマーケティングキャンペーン」を計画しているという。内容としては、Mozillaウェブサイトに家庭で撮影したビデオを公開してもらい、Firefoxファンに自分のお気に入りのブラウザを口コミで広げてもらう、というコミュニティマーケティングキャンペーンなどがある。
「身近な人たちが、Firefoxの使いやすく優れた機能を宣伝する。ビデオを制作してもらい、それをMozillaサイトにアップロードしてもらう。われわれがビデオをチェックしてウェブサイトで公開し、投稿者のサイトからのリンクも掲載する」

フリーで配布されているこのブラウザは、リリースたった1年で、1億640万回もダウンロードされているソフトで、シェアは8.5％。
世界中からビデオを募集し、地図上で応募者の場所を表示し見られるようにする。
インターネットという垣根のない世界ネットワークを利用して、世界中の利用者から意見を寄せてもらい、新しい利用方法などをユーザーに提供する。
インターネットをブラウジングするソフトのPRであること、より多くのユーザーからフィードバックが得られるという２点を十分に生かした面白いPR活動だと思う。
*Firefox日本語版
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/
*CNET Firefox 1.5、近づくリリース–モジラ財団、一大キャンペーンを計画