新EDINETでの財務諸表
前のエントリーで、新しいEDINETシステムについてちょー簡単にレビューしましたが、そのなかで取り上げなかった財務諸表の部分について別途取り上げたいと思います。
新しいシステムで財務諸表の部分を表示させてみました。下のスクリーンコピーがそれです。
単純な見た目も少し変わりました。
1.縦罫線がなくなった
2.項目名や単位が表外に出た
3.財務諸表の最上部と最下部が太線になった
4.勘定科目ごとに色分けがされている
5.勘定科目に通し番号がつかなくなった
まあ、これくらいのことならたいしたことないですが、最大の変更点は「株主資本等変動計算書が縦形式になっていること!!」
規定では横の表形式でも縦形式でもいいと言っているのに、実質的には縦しかだめってことですよね?たぶんXBRLの都合でこうなってるんだとは思いますけどね。
がっかり。
見にくくないですかね?縦形式・・・・・
しかし、まだ疑問は残ります。
従来は、財務諸表も含めてすべてのデータを提出会社側で作成し、それを提出する形でした。つまり、提出会社が作成したものがそのまま公表データとなっていたと考えられます。
しかし、新しいシステムでは、HTMLのデータに加えてXBRLも提出するわけですが、この財務諸表の見え方はHTMLデータを自動変換してできたものなのでしょうか。それとも、これもやはりなにか提出会社の側で規則に沿って作成したものなのでしょうか?
勘定科目に通し番号が振られていなかったり、きちんとインデントができている辺りもしかしたら、提出データから自動生成されているのかも知れないですね。