なぜMacか

ふと自分の記録のためにこのことを書きとめておくことにしました。
2005-11-02-pb

現在僕はマックユーザー(Machintoshってことね。いちおう)。
でも、マックユーザーになったのはちょうど一年前の今日(たぶん)。
はじめてのMacはPowerBook G4 15inch(1.33GHz 1.5G)。つまりは、ノートパソコンです。現行のデザインと外見は同じです。なかみはそりゃあ一年も経てば古くなるけど。
Macにした最大のポイントははやっぱり外見なんだけれども、もう一つフォントという大きな柱もありました。
WindowsではMS明朝やMSゴシックなどのフォントが標準でつかわれています。が、どうしてもパソコン上で情報を伝達するのに必要だから作った付属品という感じが否めず、なんとも格好のいいものではありません。
一方その点Macでは現在のOS「Mac OSX」の初期から、OSの中にヒラギノという書体が添付されています。
2005-11-02-hiragino
なぜ、フォントにこだわるのかといえば文字というのは絵や言葉とは違って、正確な意味を持たせて記録保存することができるものでありながらも、画像としての意味を持つからなんです。
欧米では、昔からフォントフェイスには重要な意味が持たされており、その基本となる活字を作った人物名は今でもそのフォントの名前として使われ、数え切れない種類のフォントが生み出されています。カリグラフィーのような文化がそれを象徴します。
日本では、もともと活字の数が桁違いに多く、その製作に非常にコストがかかるため、デザインを追及するという考え方は、あまり浸透していません。
しかし、例えば広告の中にある文字は、文字そのものに画像としての要素があり、文字を含めた全体のイメージでバランスの取れた広告になることが多いと思います。もっと単純に言えば、お役所が出す公的証明書に、ポップなフォントが使われていたらおかしいと思い、逆に無駄のないすっきりとした明朝体が使われていたら当たり前と思うのと同じことだと思います。文字には、言葉の情報を伝える以上の役割があるのです。ですから、フォントに気を使うということは、その文章をいかに大切に伝えようとするか自分の気持ちを伝える重要や主役だと思うのです。
Windowsではフォントははじめからついているものを使うというのが普通ですが、ヒラギノのようなフォントは、わざわざ高い金を払って買います。しかし、ヒラギノというフォントグループには明朝体、角ゴシック体、丸ゴシック体、行書体の4種類があり、それぞれのなかに太さの違いで2?9種類があります。全部で、22書体。細い明朝と太い明朝体、細いゴシックと太いゴシックと基本書体を選ぶだけで、平気で4、5万になってしまうんです。
それが、Macでは標準でついてくる。
もうこれだけで、買う意味は十分ありです。
とりあえず、そのときはこの二つの理由で買うことにしました。

>ヒラギノ書体見本(大日本スクリーン 千都フォント)
http://www.screen.co.jp/ga_product/sento/sample/

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