製品写真の写真(PowerBook, iPod)
最近ちょっと面白いというか当たり前だけど気になることがあります。
テレビとか携帯電話、パソコンなどの画像が表示できるディスプレイを持つ製品を広告する時に、当然どんな画像をはめ込むのが一番いいかというのはなかなか気を使うことだろうと思います。
単純に、以前のモデルよりも輝度が明るくなったから明るい太陽でも入れればいい話ではないですよね。その明るさという特徴を持ってどんな消費者にどんな形で訴えられるようにしたいのか。いろいろ考えるんだと思います。特にその製品の写真は、自社の公告の中に配置されているときはいいですが、雑誌などで取り上げられれば当然一人歩きをするわけです。
ある程度の限界はあるにしても、ひとり歩きしたときにもそれなりに消費者へ訴求できるものになるものでなければならないのです。
そこで、ちょうど、今日米Apple社のノートパソコンPowerBookの新バージョンが発表されたので、これから同社の製品広告の変遷を追っていきたいと思います。
本当はあとからすぐ比較ができるように新しい専用のカテゴリを作りたいですが、このことが広告戦略を考える上でも重要だと思うので、あえて既存の「広告」カテゴリに入れることにしました。
ちなみに、iPodも追っていくつもりです。
今回の新製品は、外観は前回のモデルを踏襲しているので、見た目の変化はありませんが。
こんな写真でした。
今回のもっとも大きな変更点は、ちょうどディスプレイでした。
前回のモデルよりおよそ50%輝度が高くなり、表示解像度もかなり増えたそうです。
今回の場合、所与の条件は
1.輝度が高くなった
2.表示解像度が増えた
3.外観は前回と同じ
4.10月に発表
5.ノートパソコン(ポータブル製品)
ぐらいかな
この条件で、Appleの答えは、「夕暮れの、ライトアップされた、都市の中にある橋(夜景)」だったということです。
ちなみに、前回のPowerBookの新バージョンでは、こんなでした。
1.キーボードバックライトの高輝度化
2.マウスパッドでスクロールや回転をサポート
だったかと思いますが、この結果は
「昼間の松本城」でした。
これはかなり意外でした。本国アメリカのPR写真も松本城でした。
一方、先日発表された新型iPodは割りと分かりやすかったかな。
今回からビデオ再生をサポートしました。
だから、音楽再生、Podcasting、写真表示、映像表示の4つを同時に一つのiPodでできますよという感じの写真になっていると思います。
まだ、これだけではまだ訴求したい意味がつかめないので、追っていくうちに考えていきたいと思います。