Jobsの休養

巷ではiPad2だのiPhone5だの、Mac OSX Lionのリリースに始まり、とにかく見るものを楽しませるとまで言えるApple関連のリーク情報が毎日のように出ては消えていきますが、今日のAppleのリリースはある意味とても驚いた。そして、心配だ。

CEOのSteve Jobsが病気療養のために休職するという。2009年の初頭にも同じようなことがあって、大きな話題になった。いまのAppleは世界のIT産業に与える影響が甚大だ。何せTOSHIBAやSHARPがAppleの新型端末にディスプレーを供給するためだけに、新工場を建設するという状況だ。部品供給メーカーはもう当然だが、音楽業界や映画、コンテンツ業界にも大きな影響を及ぼしているのは間違いない。さらには、今時価総額では世界第2位の会社だ。今日の日経WEB刊でもトップ記事になるのも頷ける。

さらには、言わずとしれたことだが、AppleはSteve Jobsによって立っていると言っても過言ではない。僕も正直そのビジネスマンとしての手腕は尊敬している。これはAppleの株主も同じ気持ちのようで、2009年の休職に際しては、Jobs亡き後でもAppleはきちんとやっていけると言うことを、経営陣たちが示していた。今回も業務を代行するTim Cook COOだけでなく、多くの首脳陣が出てきてプレゼンを行っていたのが思い出される。

だから、Appleは大丈夫だ。と思いたい。でも、やっぱりJobsファンとしては、いつまでもJobsにやられたいと思う。今回は今のところ、細かい病状は公表されていないが、元気に戻ってきてほしいと思う。

*Apple Media Advisory
http://www.apple.com/pr/library/2011/01/17advisory.html
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