遅ればせながらMNPを体験(DoCoMo N903iへ)

モバイルナンバーポータビリティー(以下MNP)が始まってはや一ヶ月(原稿執筆時点)が経とうとしているけれども、意外にも僕の周りには実際にMNPをやったというひとがほとんどいない。ネットを検索すると確かにいるにはいるんだけれども、それほどこー賑わっている風でもないみたい。
たしかに、MNPはその名の通り、電話番号だけが継続されるわけで、ソフトバンクを除いては料金プランやメールアドレス、コンテンツサービスはすべて解約することになってしまう。これで、メールアドレスもそのままに出来るというのであれば、またさらに爆発的に移動する人が増えるんでしょうがね。
僕はどちらかといえばメールよりは電話が好きな方なので、通話中に切れるというのが一番いやなわけです。あとはつながりやすさというのも重要になってきます。4年半使ったソフトバンク(ジェイフォン、ボーダフォン)は、3Gに変えてここ最近はかなりつながりやすさは改善してきています。1年半前に変えたときにはボーダフォンの店員に止められましたから。でも、やはり僻地に潜りに行くとなると、つながらないことがしばしば。あとは最近の孫さんのやり方に納得がいかないというのと、大御所はそれなりにいいところもあるという思いとで、思い切ってドコモにMNPすることにしたわけです。
ドコモに移転する腹づもりはずいぶん前に出来ていたので、9月半ばから始まった事前予約キャンペーンにもあらかじめ登録しておき、MNP移行体制は万全!と思いきや、思わぬ落とし穴。MNPの際にはあらかじめ転出元にと合わせてMNP予約番号を言うのを取得しておかなければなりませんが、出て行く会社にわざわざ電話するのもやなので、ネットから予約しようと思っていました。ところがいざ予約すると、転出の理由アンケートまで答えたのに「お客様のご契約状態ではこちらでお知らせすることは出来ません。店舗又は電話にてお問い合わせ下さい」ときた。
ちっ。せっかくこっそり抜けようとしたのに...
まあ、仕方ないので電話しました。そしたら案の定一生懸命引き留められました。なぜかいろいろ話をして15分もかけて予約番号をゲットしました。
ある意味障壁が高い...
ということで、「SOがいい」とか「Pもいい」とかなんだかんだ言った挙げ句には「N903i」を購入しました。2006-12-07-n903i

まず買う前に思ったことは、「画面がきれい」「軽い」「デザインがスマート」「ボタンが押しやすそう」「多機能」という印象でした。
画面
今まで使っていた端末がV904SHだったので、とにかく画面がきれいだと言うことは非常に重要!その点、先に発売となった「P903i」はかなり劣る面がある。ただ、Nも同等又は優れているわけでもなく、待ち受けや写真は「VGA+」画面のため、とてもきれいなんだけれども、iモード画面では、従来のQVGAのまま。この点は、解像度のいい画面を強引に悪くさせるときほど眼のあてられないものはないと思わざる終えない点。しばらく使ってみても意外と気になるのですが、携帯なんだから情報がきちんと表示されると言うことと、反応が早いという点を重視するならこれで構わないのでしょうか。
ちなみに、もう使い始めて3週間くらいかと思いますが、久しぶりに前使っていたV904SHを久しぶりにのぞいてみたらやっぱり圧倒的にこっちの方が画面はきれいです。
画面のドットの細かさが桁違いという感じでした。
だから、画面がきれいだけでは旧来の方に軍配でしょうか。
操作性
これはいちいち使用感を書いても仕方ないので基本的には割愛。だってメーカーごとに違うし、そのやり方が合うも合わないも人それぞれだし。ただ、新しいタイプやコンセプトの携帯は往々にして反応が鈍いことがあります。SHなんかそうでしょうか。でも、今のところ反応では困ったことは全くありません。むしろ早いのではないでしょうか。
さらには、非常に細かく設定できるので、かなりいろいろなニーズにも応えられるのではないでしょうか。また、パソコンで言うマウスのような「ニューロポインタ」が健在で、なんというかMacのような直感的な端末というイメージがありいいのでは?
肝心の電波
これに関してはN903iには直接関係のない話ですが、思っていた以上にドコモさんは電波が安定しません。確かに電波があるところはかなり広がったとおもうのですが継続的安定の面では不安が感じられます。電車で移動していると、たまに突然圏外になったりします。しかも一定の場所ではなくて。単に無通信状態と通話中とは違うのかも知れないけれども。
デザイン
何でも僕はデザインが重要だけれども、今回の機種はファーストインプレッション以上にいいデザインだと思っています。初めて広告で見たときは違和感があって迷ったのですが、本物を見たら即決でした。それもそのはず、今回の機種は持ちやすさと使いやすさ及びデザインを重視した機種。それでいて高機能と軽さを実現するためにいろんな工夫があったそうです。なんたって、イヤホンジャックが手前の側面にあるのですから。

ケータイimpress――イヤホンジャックが、一般的な位置とは異なる場所に配してある理由は?
そうですね、従来は側面に配置されているケースがほとんどだと思います。ニーズとして、デザインに対する部分は非常に高まっていると感じています。ボディを軽くして、凹凸をなくして……とN903iでは、必要と思えるデザインを突き詰めていきました。
もし外部接続端子が先端にあったら、N903iの丸いボディ形状は実現しづらいところでしたので、イヤホンジャックを配すことにしました。このラウンド感は、メールで文字入力する際など、非常に握りやすいと感じていただけると思います。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/interview/31854.html

総評
画面の部分では他キャリアと比較しているので多くの方には現実的ではありませんが、ともかくも総合的にはとてもいい端末ではないでしょうか。とにかくその軽さとフォルムにもう愛着があるくらいですから。
ということで、僕の携帯は番号は変わっていませんが、メアドは変わっていますのでよろしくです、

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