自分の機材について biofilter biotankrock
以前にもエントリーしたけれども、自分の使っているダイビング機材についていくつか所感を書いておこうと思う。ちなみに今の機材写真。天日干しついでにパチリ。
以前のエントリーでも少し書いたけれども、重器材を人からもらって、フルセットがそろったわけだけれども、どんな使い方をしていたのかわからないし、どれくらい経年変化しているかもわからないので、ファーストステージとレギュレーターをオーバーホールをしました。そのときに「バイオフィルター」という物も一緒に購入して装着してもらいました。その名の通りフィルターなんだけれども、これが実に快適!!!
潜るときに吸っている空気は、特に特殊な物でなく普通の空気を圧縮しているのですが、普通の空気をそのまま圧縮してしまうと、空気中の水分がタンクの内側で結露してしまう(飽和水蒸気量が減るため)ため、結構乾燥しているんです。たいていの人は潜りながらのどが渇いたらレギュを外して、海水で口をゆすぐらしいのですが、しょっぱいじゃないあれ。そこで、このフィルターをタンクとレギュレーターの間に挟むように接続して使うと、タンクからの空気をきれいにしてくれるだけでなく、30%程度の湿度を保つようにしてくれるのです! そのうちその恩恵を忘れてしまいそうなくらい、普通の空気が吸えるようになる。2万くらいはするけれども、おすすめの機材です。
ただ、唯一の難点はフィルター分だけホースが長くなってしまうので、ちょっとレギュレーターがくわえやすくはなくなってしまった。ホースじたいかなり古いので、数年後に交換するときに短い物にする予定。
もう一つまだ購入していないけれど、自分にぴったりな物があって購入を検討中。「バイオタンクロック」という商品で、要は背中のタンクをがっちりしかも簡単に止めてくれるバンドです。実は、GWに神津で潜ったとき、閉め方が悪かったこともあって、3回中2回もバンドがゆるんでしまったのです。これかかなりゆゆしき事態。別に抱えていればそれもいいけど、なかなか大変。タンクのバンドは、きちんと締めていても水分を含むと膨張してしまうため、緩んでしまうことがあるんです。
そこでこのバイオタンクロックを使うと、ねじ回しの要領で回すだけで、最大100kgの力でタンクを留めてくれる上に、バンドが水分を含んで緩んでも、機構の中にあるスプリングでその緩みをカバーしてくれる構造。
自分だけが困るのはいいけど、バディやインストラクターに手を借りるのは申し訳ないので、これは導入決定!
フィルターもバンドもほぼどんなメーカーの機材にも接続できるので是非おすすめします。この2製品とも、アポロスポーツというメーカーの製品で、とてもひいきにしているけれど、念のため書き加えると、ダイビングはレクリエーションでありながら歴としたスポーツだから、安全以上に快適すぎるのはよくない。アポロスポーツの製品は、細かいところまで実によく考えられていて愛用している物が多いけれども、たとえばフィンは少ない力で大きな水力が得られると好評だけれども、はじめからこの形になれてしまうと、正しいフィンのけり方がわからなくなってしまう。もちろん常に自分の機材だから問題ないけれども、機材は正しく使うことで最大の能力を発揮するわけだから、はじめは必要以上の快適さは求めてはいけないのだと思う。
でも、人に迷惑かけるのはいやなので、上の製品は買うけどね。
追記:2006年9月5日
その後バイオタンクロックを購入!!
その後何本も潜っていますが、ほんとに楽ちん!で、確実。
締め切っているときと、外すときの差が狭めなので、初めて使うときやタンクサイズを変更する際には、何度か付けたり外したりしながら微妙な調節が必要なのですが、一度きちんと留められてしまえば、ずれることは全くないし、同じタンクを使うときには、ねじをゆるめてBCDを外し、別のタンクの上からかぶせてねじを締めるというたったこれだけの動作で新しいタンクの付け替えが終わるんです!!もうこれは手放せません。
ひとつ欠点を挙げるとすると、僕のメンテナンスが悪いのかきちんと洗い流しているつもりでも、亜鉛メッキ独特のさびのような斑点が出来てしまうのです。おそらくは僕の問題でしょうけどね...
ともかくも、おすすめ!どんなBCDでも自分で取り付けられるのもいいと思います。