apple*apple

2006-03-29-applelogo

左のロゴは我らが米アップルコンピューターのロゴです。おそらくどこかでみたことはあると思います。このロゴが正式なものですが、リンゴの部分がエンボスでなかったり、色はいろいろに使われているので、実際にはいろんな種類があります。イラスト化されたかじられたリンゴがロゴということになります。

2006-03-29-applem

リンゴといえばもう一つそれを大事にしている人がいます。そう、ビートルズ。ビートルズのレコード会社、英Apple Corpsがそれ。右のかじられていない青リンゴがそのロゴ。

両社は、国は違うものの世界共通の果物をモチーフにしたそのロゴの使用について長い間その使用権を争ってきました。その争いに一度終止符が打たれたのが、1991年。結局紛争が落ち着いた先はロゴのというか業種を分けるというもの。つまり当時は異なっていた両社の事業領域をお互いに侵さないという条件のもと、両者の和解が成立しました。

ところが、2001年になりApple Computerはハードディスク搭載型ミュージックプレーヤーiPodを発売。さらに、どうプレーヤーなどで視聴することを目的に、オンラインの楽曲販売iTunes Music Storeを2003年に開始。

英Apple Cporpsは、米Apple Computerが1991年の事業領域分離の和解合意を侵し、同社の領域である音楽業界に入り込んだとして、1991年の和解合意の強制執行と、損害賠償を求めた裁判を起こしました。

現在のところ米Apple ComputerはApple Corpsと合意の解釈が異なっており、紛争の解決には裁判によらざるを得ないとコメントしている。

リンゴは昔からもっとも一般的な果物の一つとして人々に浸透しており、特にアメリカ人はリンゴが大好き。2004年に起こされたこの裁判は、その後裁判所はこれを棄却し、ロンドンの裁判所で行うこととしていた。その審理が今日初めて行われるのだ。

これからどうなるかちょっと注目。なんといっても両社ともに今まで手強い「著作権と戦ってきた」強者どもだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ナレッジ

前の記事

weather
テクノロジー全般

次の記事

NTSC vs PAL