【舞台】ノートルダム・ド・パリ
行ってきました。舞台「ノートルダム・ド・パリ」。
昨年オープンした渋谷Hikarieの中にあるシアターOrbで、確か秋口に予約を取ったのですが、なんと前から7列目という素晴らしい席で堪能してきましたよ。この舞台は特に歌と踊りが中心でとても動きのある流れですが、それでもさすがに迫力満点でした。
ディズニーのアニメ「ノートルダムの鐘」の原作として有名なのですが、残念ながら僕は肝心のアニメを見たことがない。。。
話は、15世紀のフランスパリ。ジプシーとして住み着いた美女エスメラルダを巡り、立場の異なる3人の男が繰り広げる愛情物語。司教という立場において恋が赦されないフロロ。婚約者がいるフェビュス。人目につかないノートルダム大聖堂の鐘つきとして住み込んでいる醜いカジモド。3人の気持ちが交錯する中で自らを守るためにエスメラルダを絞首刑にしてしまう、フロロとフェビュス。最後に、死んでしまったエスメラルダを本当に心から愛していたのはカジモドだと言うことが分かる。悲劇だ。
基本的な話の構成は、もちろん原作があまりに有名なので文句なしだし、舞台が新しい分舞台装置がとても斬新で見ているものを飽きさせないさまざまな仕掛けがあるのもおもしろい。舞台スタッフまで全てフランスからチームで乗り込んでいるのだ。
ただ、個人的に気になったのはその話題展開の早さ。たった130分しかないなかでなぜ男達は彼女に気持を寄せ、また自分を守るために彼女を捨てたのか。その辺りの気持の変化がどうも掴めなかった。全編が歌で構成されているので、歌がないところの話はどうしても切り捨てられてしまうのかも知れないが、ちょっと早すぎな展開がきになった。