x*y=z(講座第3回)
今日友達に話しながら自分の頭の中も少し整理されたので、多少技術的にはとんだ話だけど、シャッタースピードと絞り、露出の関係について書くことにしました。
前回シャッターについて書きましたよね。
シャッターのスピードで光の量を調節するって話でした。
シャッタースピードというのは数字で表されていますが、シャッタースピードは単純に数字が大きくなればシャッタースピードも速くなるので、光が通る量が少なくなるわけです。
ところで、別に隠す気はなかったですが、カメラには光を調節する機能がもう一つついてるんです。
それが、「絞り」というものです。
一眼レフカメラの場合ほとんどは、レンズがカメラ本体とつながっている(前にでっぱているレンズの部分と本体とは切り離すことができます)つけ根のあたりのレンズ側に絞りというものがついてます。
これは目で見てもわかりますが、レンズに入ってきた光を数枚の金属でできた羽をうまく組み合わせてまさに絞るようにして動きます。
絞りを効かせれば光をより多くコントロールできますし、絞りを甘くすればコントロールできる光は少なくなります。
カメラで光をコントロールするのはなんとこれだけ!!
簡単でしょ?この二つの組み合わせ方でどんな写真も撮ることができるんですよ。
後は決定的な瞬間を見逃さないように!
ところでまだ題名の話をしてなかったですね。
先ほど、カメラで光をコントロールできるものは二つ(シャッタースピードと絞りです)といいました。
これを仮にXとYだと考えると、それらを掛け合わせると(実際には単に掛け合わせるわけではないのですが)、Zという新しい数字が出てきます。
このZのことを露出といいます。
この露出の値をあげれば光をより多く通すようにするので、明るい写真になるし、逆に下げれば、暗い写真になると考えてください。
ただし、これは撮影者の方から考えた言い方で、もっと砕けた言い方をすれば、光の強さのことを露出というのです。
そうすると、露出という値は写真を撮るときには決まってしまします。
カメラに入ってくる光の強さのことを露出というのですから。
一方カメラの側でふたつついている光のコントロール機能はいかようにでも変化させられるので、XとYの数値は掛け合わせたときに決まったZという値になるように好きなように変えることができるわけです。
シャッタースピードと絞りがどんな効果を生み出すかはまた別の回に書きますけど、効果がそれぞれ違うので、絞りの効果を最大にすればシャッタースピードの効果を落とすということになるので、ちょっと難しいとこですけど、逆に写真の深みのあるところだとおもいます。
今回はちょっと難しかったですが、次回は易しい話にしますね。