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ライブドアが提供するサービスLivedoor Wikiがサービスの方針を変更し、定められた人にしか編集権を与えないシステムに変更することが決まったみたい
wikiとは、不特定多数の人がネットにアクセスするということを逆手にとって、ネット上に散らばるさまざまな知識を集めてネット上の百科事典を構築しようというプロジェクト。
このプロジェクトはWikipediaが元になってはじめられたもので、このシステムの基盤となるサーバーソフトが自由に利用できるように提供されていることから、本家のサービス以外にも多くの場所で提供されていて、ライブドアのサービスもこの一環。
このプロジェクトの面白いところは、誰でもがそのコンテンツを編集できるというところ。これだけウィルスメールだとか、ハッキングだとかが当たり前のように横行しているネット社会で、誰でもが自由にコンテンツを変えられるということは、常識知らずとも言える行為ですが、これが案外うまくいっているそうで、いまではコンテンツの中にインデックス化されている単語数は、日本語で16万5千語。英語にいたってはなんと87万5千語!
しかし、英語版wikiに掲載されていたある記事がきっかけでこのルールを変更せざるを得なくなってしまった。
1960年代前半にロバート・ケネディー元米司法長官の幹部補佐を務めていたジョン・サイゲンセラー氏が、wikipediaに載っている自身の経歴の中に、司法長官とその兄であるジョン・F・ケネディー元米大統領の暗殺に関与した容疑をかけられたという虚偽の記述があるとして、『USAトゥデイ』紙に署名入り記事を発表したのだ。
これがきっかけとなり、ネットの常識を打ち破るwikiの誰でもが投稿できるシステムを変更することになってしまったわけ。
本家のwikiはユーザー登録は20秒程度で終わる簡単なものでメールアドレスなどの登録も要らないとしていて、当面は新規投稿に限り認証が必要となり、既存のコンテンツの編集に関しては今までどおり誰でもが編集できるとしている。
そこすでにあるが混沌としていて一つの筋道として見出すことが出来ない情報をつむぎだすシステムと共に、表に出されていない個人の頭の中に埋没してしまっている貴重な情報を人類が共に共有できるようにするシステムも大切なんだと思う。
*本家Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/
*Livedoor Wiki

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