チベットに感化?

2005-10-15-tibet

今年の3月から5月まで「ZINGARO」という騎馬オペラの公演が行われていました。
騎馬オペラはフランスで発祥し、まだそれほど歴史が深いわけではありませんがその卓越した演技で人気を呼び、本国では2年先の講演までチケットが売り切れるほどだそう。ジンガロとは「放浪の民」を意味し、様々な国籍を持つ団員と馬やガチョウなどと寝食を共にすることで、極限また一体化した演技が行われます。今回日本に初めて上陸しました。僕も4月末に幸い席が取れてみてきました。
ジンガロのHPhttp://www.zingaro.jp/
この公演の演目はルンタ。これはチベット語で「風の馬」という意味で、現代人が忘れかけている自然に対する敬愛の世界観を演出するものでした。
この講演で印象的だったのが、終始チベットの声明が流れてたことです。もちろん生で。
ダライラマに許しをもらいチベットの僧侶も今回の講演のためにすべての行動を共に過ごしてきたそうです。
この時は、全くチベットの声明に対する基礎知識がなくて聞いてしまったのですが、とにかく心のすべてに響き渡るような低い声なのです。後から聞いた話では、欧米で最も低いとされるに現の声からさらに5度分も低い声で唱えているそうなのです。
たまたま、知り合いにそのCDを持っている人がいて、それに感化され、昨日ついに一枚購入!
なんというか、日本の声明を聞いたときとは全く違った印象で、聞いている間聞き終わった後には、何とも変わったほっとした気分になるのです。
般若心経などはなんとなく構えてしまうのですが、チベットの声明は全くそれがなく、おすすめするわけではないけど、おもしろいものが手に入りました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です