共謀罪 ご多分に漏れず
GWあけ、初日から風邪で仕事を休んでしまったおかげなのか何なのか、世の中かなり動いていました。以前から気になっていたトピックがいろいろと。
じゃあ、威勢よく風邪を吹き飛ばしてがんばっていきましょうか!
まずは、あごんちゅ日記では以前取り上げられた共謀罪の導入審議について。
自分が長いエントリーを書くのが好きなくせに、ややこしいことは読むのが面倒なのでそれじゃあってことで、本人に説明願いました。ちょうど、神津島に一緒に行くがてら船中12時間も時間があったので。
でまあ、単純にいえば国民全部をいつでも犯罪者にできるあやふやな面を持つ法律案ということらしいのですが、その内容はこちらのあごんちゅ日記が詳しいのでそちらを見てもらって、今日報道を見てみると、国会に法案を提出した法務省側とそれに対峙する日弁連(日本弁護士連合会)がお互いにHP上で討論が始まっていました。おもしろいのでクリップ。HPをPDF化したものは、以下から見られます。
*法務省HP掲載内容
*日弁連HP掲載内容
法務省側の言い分は、あくまでも
『組織的な犯罪集団が関与する重大な犯罪を共謀した場合に限って成立するので,このような犯罪以外について共謀しても,共謀罪は成立しません。
したがって,国民の一般的な社会生活上の行為が法案の共謀罪に当たることはありませんし,また,国民同士が警戒し合い,表現・言論の自由が制約されたり,「警察国家」や「監視社会」を招くということもありません。』
としたうえで、
『法案の共謀罪は,違法性が高く,結果が実現する危険性も高い「組織的な犯罪」を実行しようと共謀した者を処罰の対象とするものであり....』
としている。
一方で、日弁連はこの掲載内容について真っ向から反対。
『1.共謀罪の成立範囲のあいまいさは払拭されていません。』
『2.処罰の対象となる「団体」の範囲が不明確なままです。』
『3.一般的な社会生活上の行為が共謀罪に問われる可能性は残っています』
としている。
この共謀罪についてどうこうは別にしても、最近の政府の向かうところは、戦前の日本のようになっている気がする。文科省の指導要領にも「国を愛する」ということが入るらしいし。
正直、あごんちゅ日記で題名を読んだときは何それ?で終わっていたんだけど、なんだか気になりだしてきました。
道徳教育用の「こころのノート」なんかも
戦前日本への回帰的な内容らしいよ。
勉強しようと思いつつ、後回しになってたのが、
師が沖縄に行ってしまったことによりさらに拍車が、、、
ゆとり教育が間違ってたことを『認めた』のはいいけど、結局間違った方向に…
それにしても変な指導要領で教育された子供にいつか国は賠償請求される日がくるのでは?
それこそ、共謀罪で、国の不利益になることはしてはいけませーん、とか言って、日本国に対して訴訟なんて起こせなくなるかもよ。
なんせ、この国はひそかに軍国体制を整えようとしてますから、残念!