五嶋龍 ヴァイオリン・リサイタル 2006

久しぶりの音楽カテゴリの更新になります

2006-07-03-ryugoto

今日仕事帰りに六本木のサントリーホールに寄ってクラシックコンサートを聴いてきました。

小さな時から「バイオリニスト」として有名な五嶋龍のヴァイオリンリサイタルです。今回の日本公演は約半月間かけて、日本中を回るもので今日の東京公演は終盤。舞台袖のいわゆる桟敷席といわれる席のしかも一番前のチケットが幸いにとれたので、とてもいい場所で演奏を聴くことができました。

彼のことは、ずいぶん前からテレビで定期的に放送されていたので(1996年から今年まで10年間にわたりフジテレビが龍君の活動と成長の様子を取材し続け、「オデッセイ」という番組で毎年放送していた)バイオリニストとして成長していく彼を見てはいたものの生演奏を聴いたのは今回が初めて。

プログラムは、

○イザイ:「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番」

○リヒャルト・シュトラウス:「ヴァイオリン・ソナタ」

○ブラームス:「ヴァイオリン・ソナタ第2番」

○武満徹:「悲歌」

○ラヴェル:「ツィガーヌ」。

とてもいい演奏が聴けましたよ。若干17歳ですが日本人のそれとは全く違ったこれからがとても楽しみな青年に写りました。非常に丁寧に演奏していて、曲に対する彼の思いや、いろいろ挑戦してみたいんだという気持ち、難しい曲をいかに早く丁寧に演奏するかというような若いらしさというかそんなものも感じられて、よかったな。

彼の使用しているヴァイオリンは、1715年ストラディヴァリウス製作「エクス・ピエール・ローデ」という名器だというのもあるかもしれませんが、曲調が替わったときの伸びやかな音など、本当にヴァイオリンが響き奏でているという音を久しぶりに聞きました。

しばらく前に彼が尊敬するというビートたけしの番組に出演したことがありましたが、あのビートたけしがほとんど声をかけられずにただただ感心していたというのが印象的。生まれてまもなくからニューヨークに暮らし、アメリカの教育を受けている彼はとても17歳とは思えないような好奇心と、思慮深さと、行動力があり日本人のファンも多くいます。最近彼は、プロのヴァイオリニストとしてやっていきたいとインタビューに答えてましたが、これからどんな「おもしろい」演奏が聴けるかとても楽しみです。

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