中央青山監査法人の業務停止

ほんとに数年前のエンロン事件のようだ。

化粧品会社カネボウの粉飾決算に公認会計士の立場で関わっていたとして、検察の捜査を受けている中央青山監査法人が、7月から2ヶ月間の業務停止になる様子。

今朝の第1報では、全顧客と一度監査契約を解約し、業務再開後再契約を結ぶとされていたが、現在の報道では、

「法定監査先は上場企業や資本金5億円以上の企業などで、中央青山の場合は今年1月末時点で約2821社・法人に上る。」(日本経済新聞)

としている。

個人的には、信用度の問題でおそらくかなりの企業が復帰しないのではないかと思う。

現在こうした監査法人の管理は、金融庁の中にある公認会計士・監査審査会が行っていて、この決定によって実行されることになる。ちょうど自分の恩師が理事をやっていて、以前から注目しているけれども、ここ最近は会計士試験の改正や公認会計士の独立性が問われる事件が多発していて、かなりお忙しいそうだ。

中央青山監査法人は2000年に中央監査法人と青山監査法人が合併して誕生した。中央青山、新日本、あずさ、トーマツと4大監査法人はアメリカのようにまた一つかけるのか?

中央青山監査法人の業務停止” に対して2件のコメントがあります。

  1. くぼっちいんぐ より:

    いやぁ、他の監査法人で働いてるひとたちは、自分の仕事量がこれ以上増えたら・・・って、戦々恐々だろうね。。

  2. yuichiro ikeda より:

    ほんとそうだよ
    監査法人ってそもそも会計士の責任軽減が目的のはずなのに、最近はまたかなり責任おっかぶされてるし
    そりゃ会計士だって変な気も起こすわな…

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