個人投資家の横暴

わざわざエントリーを別にする必要はなかったんだけど、よくよく考えてみると、今回の東証の売買停止は、日本経済の回復基調が鮮明になったことによるものだともいえる。
現在の株式売買システムは、システム売買といわれるほど個人投資家による小口売買がかなりの件数を占めている。一見あたりの値段が高かろうと安かろうとシステム上は件数が問題となるため、どんなに小口の取引でも件数が増えてしまえばシステムを圧迫する。
企業が個人投資家を重視するようになってもう数年経つ。ライブドアは投資単位が非常に小さく特に個人投資家が多い銘柄だったといえる。昨年秋口から株式市場は好調で、特に含み利益が大きくなっていただけに、今回はその利益を少しでも確定させようと個人投資家が躍起になったのだと思う。
今回は、おそらく上場廃止となるだろうが、もし再上場の可能性があるなら、今は売らずに再上場まで持っているといいこともあるかもしれない!
しかし、取引量が世界第2位の東証が1年に3度も売買停止を引き起こすというのはかなり深刻な問題だ。ニューヨーク取引所では東証の数倍の取引が毎日なされている。そこでのシステム管理ノウハウは活かせないものなのだろうか。

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